国立大学法人 奈良教育大学 大学院教育学研究科    
  組織的な大学院教育改革推進プログラム 「地域と伝統文化」教育プログラム  
 
 
トップページへ戻る >>


【実践コア科目】
「伝統文化発信法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」

 伝統文化発信法は、奈良の伝統文化とその源流について、最新の教育内容学における成果に基づく教材開発、発信を主とする教授法・学習法の手法を具体的に学び、教材の作成からその開発ができる力量の形成を目的とする。

 

       
    ■伝統文化発信法Ⅰ  
     特に文化財科学の要素を取り入れ、教材の作成と教材開発、発信を主とする教授法・学習法の手法を具体的に学ぶ。教材の作成として、「奈良の伝統文化とその源流」のテーマの中で資料収集および教材開発、発信を行う。開発の方法は電子メディアでも活用できる教材を作成し、その手法を身につける。さらに、これら教材のプレゼンテーションおよびネットワーク発信等を実践的に行う。資料の収集では、伝統文化である染織文化のなかで、ベニバナ染織とその伝統的手法の収集、伝統的な手法を実際に行って収集し、また奈良教育大学構内の文化資産の測量調査を行ってデータ収集をしたり、吉備塚古墳(高畑町)、新薬師寺旧境内(高畑町)、那羅山3号墳(付属中学)を対象とし、これら調査等で得られた資料を電子メディアでの活用を念頭においたビジュアルなプレゼンテーションおよびネットワーク発信等の行える教材として作成し、実際に発信を試み実践的に身につける。

 
       

 

       
    ■伝統文化発信法  
   

 伝統文化の結晶とも称される美術工芸文化財やその模造を、実地調査・写真撮影や文献探索等の研究を前提としながら、(場合によっては借用交渉を行って)展示し(またワークショップを企画実施し)、さらに展示・研究内容等を図録・ハンドブックやホームページ等により広く公開・広報・教材化することで、内容論に裏付けられながら伝統文化発信手法を獲得する。このことはまた、近年美術教育のなかで大きな比重を占めつつある鑑賞教育実践の得がたい機会ともなる。内容を15回の授業に配当するが、授業担当者と受講生との協議により、よりよいものへと変えてゆく可塑性を留保している。


 主な内容

 1.オリエンテーション - 受講生各人の関心・興味の所在を確認 -
 2.文献探索と文化財調査・写真撮影の前提・事前作業
 3.文化財調査・写真撮影の実施
 4.調査内容のまとめと発展、第一次広報
 5.図録の編集
 6.展覧会(とワークショップ)の準備
 7.展覧会(とワークショップ)の実施と第二次広報
 8.展覧会の撤収(と、可能ならばワークショップの内容を含むハンドブックの作成)



 
 
 
     
 

平成27 年度教育資料館展示企画
平成27 年度前期 大学院「伝統文化発信法Ⅱ」 成果発表


神さまcoming☆ 展
~神祇信仰と神社文化~

【開催概要】


〈会 場〉
 
奈良教育大学 学術情報研究センター 教育資料館
〒630-8528 奈良県奈良市高畑町(奈良教育大学構内)


〈アクセス〉

JR・近鉄奈良駅より市内循環バス約10分
「高畑町」下車すぐ

〈会 期〉

2015 年 8月 7日(金)― 8月 10日(月)
開館時間 10時 ― 17時


主 催  奈良教育大学 大学院「地域と伝統文化」教育プログラム

入場無料

 
>>広報用ポスター・チラシ(pdf)

プレスリリース 2015年 7月31日

 

 日本人と神様の付き合いは有史以前からのことで、神を崇め、奉り、信仰の対象としてきました。日本の文化は、神祇信仰と深く結びついていると同時に、今日まで私たちの生活にも受け継がれています。初詣やお宮参り、七五三など、私たちは神を身近な至るところで感じており、生活的にも、歴史・文化的にも我々の精神に深くかかわってきたと言っても過言ではないでしょう。
今回の展示では、神祇信仰に焦点をあて、二宮神坐像( 愛知県岡崎市、日吉山王社) や獅子狛犬像( 奈良県大和郡山市、薬園八幡神社) 等の実物資料やレプリカ、神社の状況を含めたパネル等により、古代から現代までの人々の信仰やその文化をご覧いただけるようになっています。本展示を通じて多様な”神さま”の姿を感じていただければ幸いです。

 

〈お問い合わせ〉

〒630-8528 奈良市高畑町
[造形芸術学研究室] 0742-27-9221
[教育資料館] 0742-27-9297

 
 

 

〈出陳予定品〉

ぶと饅頭
くまのの本地( 本学所蔵)
三累環頭把頭( 本学所蔵)
二宮神坐像( 愛知県岡崎市、日吉山王社)
獅子狛犬像( 奈良県大和郡山市、薬園八幡神社)

など

 

 
 
 
     
 


平成26年度 大学院「地域と伝統文化」教育プログラム
実践コア科目「伝統文化発信法Ⅱ」展覧会


文化財とレプリカ物語展
-限りなくオリジナルに近づく-

【開催概要】


〈会 場〉
 
奈良教育大学 学術情報研究センター 教育資料館
〒630-8528 奈良県奈良市高畑町(奈良教育大学構内)


〈アクセス〉

JR・近鉄奈良駅より市内循環バス約10分
「高畑町」下車すぐ

〈会 期〉

2014 年 8月 8日(金)― 8月 11日(月)
開館時間 10時 ― 17時


主 催  奈良教育大学 大学院「地域と伝統文化」教育プログラム

観覧料金 無料

 
>>広報用ポスター・チラシ(pdf)

プレスリリース 2014年 8月7日

本展覧会は終了いたしました。

 

体験コーナー
「 3D出力の石膏像に触ってみよう! 」
開催期間中 全日実施!

 

〈お問い合わせ〉

〒630-8528 奈良市高畑町
[造形芸術学研究室] 0742-27-9221
[教育資料館] 0742-27-9297

 
 

〈出陳予定品〉

3Dプリンターおよび日吉山王社神像の3D制作物作成過程
普門寺如来形立像(中国・明時代、万暦20年(1592)または26年(1596)銘)
上淀廃寺壁画復元図(大山明彦氏 筆)
正倉院宝物『紅牙撥鏤尺』模造
東大寺転害門南妻模型

など

 

 
 
 
     
 


平成25年度 大学院「地域と伝統文化」教育プログラム
実践コア科目「伝統文化発信法Ⅱ」展覧会

平成25年度 学長裁量経費プロジェクト「教育としての展示―実践と検証」成果発表



絵画記録保存ってなぁに?
~ 奈良教育大学 大山研究室の営み ~

【開催概要】


〈会 場〉

奈良教育大学 学術情報研究センター 教育資料館
〒630-8528 奈良県奈良市高畑町(奈良教育大学構内)


〈アクセス〉

JR・近鉄奈良駅より市内循環バス約10分
「高畑町」下車すぐ

〈会 期〉

2013 年 8月 2日(金)― 8月 5日(月)
開館時間 10時 ― 17時


主 催  奈良教育大学 大学院「地域と伝統文化」教育プログラム

観覧料金 無料

 

 

 
>>広報用ポスター・チラシ(pdf)

プレスリリース 2013年 7月11日

本展覧会は終了いたしました。

 

体験コーナー
「 模写してみよう! ~上げ写し~ 」
開催期間中 全日実施!

 

〈お問い合わせ〉

〒630-8528 奈良市高畑町
[造形芸術学研究室] 0742-27-9221
[教育資料館] 0742-27-9297

 
 

〈出陳予定品〉

愛知県岡崎市日吉山王社 『大宮神像』『聖真子神像』( 鎌倉時代。初公開)
国宝『栄山寺八角堂』天井柱絵・天蓋彩色文様復元図
国宝『新薬師寺十二神将像』宮毘羅像彩色文様復元図
国宝『唐招提寺金堂』支輪裏板彩色模写
正倉院宝物『花喰鳥文様刺繍裂』彩色模写
『相馬の古内裏』現状模写
国宝『粉河寺縁起』部分復元的模写
重文『十二類絵巻』部分復元的模写    など

 

 
 
 
     
  プレスリリース 2012年 7月5日  
 

平成24年度「地域と伝統文化」教育プログラム実践コア科目「伝統文化発信法II」


神仏習合展
~私たちの奈良 信仰のかたち~

【開催概要】

会 場:奈良教育大学 学術情報教育研究センター 教育資料館
〒630-8528 奈良県奈良市高畑町(奈良教育大学構内)
JR 奈良・近鉄奈良より 市内循環バス約10分「高畑町」下車


会 期:平成24年8月3日(金)~8月6日(日)
開館時間 午前10時-午後5時


主 催   奈良教育大学 「地域と伝統文化」教育プログラム

観覧料金 無料


平成24年度 学術情報教育研究センター
情報・メディア教育研究開発部門プロジェクト研究

 

 

 
>>広報用ポスター・チラシ(pdf)
本展覧会は終了いたしました。
 

ワークショップ レクチャー
「八幡CUBE を作ろう」
8.5 (日) 14:30~15:30
※制作キット毎日配布!

※図録・ワークショップ制作キットは数に限りがございます。

 

 


□お問い合わせ先


TEL : 0742-27-9221

( 造形芸術学研究室)

 
     
 
 
  プレスリリース 2011年 7月5日  
 

平成23年度「地域と伝統文化」教育プログラム実践コア科目「伝統文化発信法II」


「妙法寺」展 繋
-あなたと吉備真備と妙法寺-

【開催概要】

[1]会 場:奈良教育大学 学術情報教育研究センター 教育資料館
〒630-8528 奈良県奈良市高畑町(奈良教育大学構内)
[2]会 期:平成23年7月25日(月)~7月30日(土)、計6日間
開館時間 午前10時-午後5時
[3]主 催   奈良教育大学 「地域と伝統文化」教育プログラム
[4]展示希望(予定)作例:
1、大日如来坐像(妙法寺所蔵)
2、御厨子山妙法寺縁起絵巻(妙法寺所蔵)
3、御厨子山妙法寺記(妙法寺所蔵)
4、御厨子山妙法寺十一面観音之由来(妙法寺所蔵)
5、吉備大臣入唐絵巻模写(栗原知子氏筆)

[5]観覧料金 無料

 

 
>>広報用ポスター・チラシ(pdf)
本展覧会は終了いたしました。
 
□開催趣旨

 橿原市東池尻町所在の御厨子山妙法寺は、吉備真備の草創、真備の子元興寺僧善覚の開山と伝える高野山真言宗の寺院です。奈良教育大学は、妙法寺当局のご理解・ご協力のもと、同寺の寺宝調査を進めてきました。調査は現在も継続中ですが、すでに次のような新知見を得ています。

1、ファイバースコープを用いた調査の結果、従来文安二年(1445)と読まれてきた本堂安置大日如来坐像の年紀は正しくは元亀二年(1571)であり、また銘記中に「椿井」と並んで「柚(=油)留木」という奈良町の町名が記されること。

2、『御厨子山妙法寺縁起絵巻』は元禄九年(1696)の年紀を有し、絵・詞書ともに本格的な江戸時代の基準作例で、詞書全文を解読した結果、『縁起絵巻』に先行すると推定される『御厨子山妙法寺記』(漢文)と陰陽道書『簠簋抄(ほきしょう)』序とを典拠に成立したとみられ、吉備真備説話とその絵画化の展開に関する新出資料として注目されること。

3、寛文十年(1670)の『御厨子山妙法寺十一面観音之由来』は妙法寺北室坊の僧良意の求めに応じて前長谷寺能化(のうげ)信海が書いたもので、17世紀における妙法寺と長谷寺との交渉を裏付けること。

 今回の展示では、吉備真備説話を絵画化した現存最古の作例、ボストン美術館本『吉備大臣入唐絵巻』模写やパネルを含めて調査の成果を速報的に公開します。同時にこれら文化財研究の教育への活用についても試案を提示します。



□お問い合わせ先
展示責任者
奈良教育大学教授 山岸 公基
(0742-27-9221)

 
     
 
 
  プレスリリース 2010年 7月16日  
 

平成22年度「地域と伝統文化」教育プログラム実践コア科目「伝統文化発信法Ⅱ」
平成22年度学術情報研究センタープロジェクト研究 展覧会


「仏の中にこめられた想い」展
-新薬師寺四天王像像内納入品を中心に-

  【開催概要】

  [1]会 場:奈良教育大学 学術情報研究センター 教育資料館
     〒630-8528 奈良県奈良市高畑町(奈良教育大学構内)
  [2]会 期:平成22年7月26日(月)~7月31日(土)、計 6日間
     開館時間 午前10時-午後5時
  [3]主 催   奈良教育大学 「地域と伝統文化」教育プログラム
  [4]展示希望(予定)作例:

   1、薬師如来坐像(新薬師寺所蔵。香薬師堂壇上南脇安置)
   2、四天王像納入品(新薬師寺所蔵)
   3、地蔵菩薩像納入品のうち、煕寧元宝・皇宋通宝(新薬師寺所蔵)
   4、四天王像彩色模写(大山明彦氏・池田藍子氏筆)
   5、新薬師寺本堂内部古写真(奈良教育大学所蔵)



  [5]観覧料金 無料

 
>>広報用ポスター・チラシ(pdf)

本展覧会は終了いたしました。

 
□開催趣旨

 新薬師寺四天王像は、昭和62年から平成3年にかけて行われた東京藝術大学保存技術彫刻研究室による修理に際して、持国天像納入品中に文永6年(1269)の年紀が見出され、鎌倉時代中期彫刻の基準作として知られるようになりました。修理なった本像は、一世保存修復研究所による納入品修復作業の成果とあわせて平成3年に東京藝術大学芸術資料館陳列館で展示・公開され、また四天王像本体は現在寄託中の大阪市立美術館の常設展で数度にわたって展示されてきました。しかし、年代決定の根拠となっただけでなく、中世庶民信仰の実態を伝え、またそれ自体木版画としての魅力を持つ供養札(印仏)をはじめとする納入品は、修復後地元の奈良では展示・公開される機会がなく、データベース化すら完了していません。

 奈良教育大学は、新薬師寺に関する包括的研究の一環として、新薬師寺四天王像像内納入品のデータベース化と研究を並行して進めており、今回の展示では彩色模写・パネルを含めて成果を速報的に公表します。また、通常非公開の同寺薬師如来坐像(香薬師堂壇上南脇安置)、嘉禎4年頃(1238)頃の地蔵菩薩像納入品の一部とあわせ、中世の新薬師寺、ひいては中世の奈良を多面的に探り、さらにこれら文化財研究の教育への活用についても試案を提示したいと思います。


 □お問い合わせ先
 展示責任者
 奈良教育大学教授 山岸 公基
       (0742-27-9221)
 
     
 
 
       

 

       
    ■伝統文化発信法  
     長期にわたる縄文時代に列島で育まれた文化は、弥生などその後の先進文化受信期を通じ、漢字、片仮名、平仮名に見られるように、外来文化要素の採用、適用、同化作用によって伝統文化を築き上げてきたが、自らの文化を発信することには積極的でなかったといえる。そのような文化土壌の背景を踏まえて、この授業では日本の伝統文化を発信するに必要と思われる基本的な考え方を比較文化的手法で論じていく。文化の背景にある自然との関わり方を「宗教」という概念に求め、その東西比較だけでなく、同じアジア圏にありながらも異なった伝統を築き上げたという点について、列島を帰着点として漢字文化圏および仏教・儒教文化圏の観点から考察し、列島で築かれた伝統文化の発信法を提示する。授業は以下の点を基本にしながら、受講生の問題意識との関わりの中で、自らの文化を説明可能な形で体系付け、「伝統文化」の意味を深化させながら、それをどのような形で異なった文化圏に発信していくかについて考察していく。


 主な内容


 1.授業内容の説明と質疑応答
 2.文化とは何か
 3.文化と宗教 
 4.地理的認識地域としての「アジア」 
 5.アジア文化の発信地 
 6.線状思考と環状思考 
 7.アジア文化圏と日本文化の基盤
 8.文化発信と自文化認識


 これに先立ち、平成19 年度深化科目「伝統文化・伝統文化財教育演習5」では、展示による伝統文化の発信を授業に取り入れ、奈良教育大学が所蔵する正倉院宝物模写・模造品や展覧会図録等の資料を用いて正倉院と近代の正倉院理解に迫る『「模」正倉院展』の展示を本大学教育資料館で行った(会期:平成19 年7月26 日~8月10 日)。併せてワークショップ「スクラッチボードで正倉院宝物を描こう!」も開催し、教材開発の試行も試みた。
 
       

 

           
         
 
Copyright© 2007 Nara University of Educatin, All Rights Reserved.